師匠にあやかっても出世できない 気になる「遠藤」の新四股名
たかが四股名、されど四股名だ。
大相撲九州場所12日目、遠藤(23)は栃乃若に寄り倒され7敗目を喫した(5勝)。左足首の剥離骨折も意に介さず、後半戦もなんとか健闘している。
期待の若手とあって、人気もうなぎ上り。館内の歓声は両横綱をしのぐほどだ。それだけに相撲ファンは、本名の「遠藤」からどんな四股名に改名するのかと興味津々だろう。
本来ならば、十両昇進時に新四股名を付ける予定だったが、デビューわずか2場所で幕下を通過。あまりの昇進の早さに、追手風親方(元幕内大翔山)も四股名の準備が出来なかったほどだ。十両に上がったのは今年の7月場所。あれから4カ月とあって、すでに改名の準備はしているのか。
「すぐに、ということはないでしょう」とは、ある相撲記者だ。
「ファンもすっかり『遠藤』に馴染んでいるので、タイミングが難しい。追手風部屋でも三役昇進、あるいは大関昇進の時までは本名で相撲を取らせる方針に固まりつつある。何かのお祝い事に関連付けないとインパクトもない。ファンから『遠藤はどこに行ったんだ?』なんて言われかねませんからね」