ソチで血眼…浅田真央に放たれたプーチン大統領の「刺客」

公開日: 更新日:

 第1弾は国家予算の「大量投入」。ロシアは08年のリーマン・ショック以降、国内経済の低迷が続いていた。自国初の冬季五輪でメダルを量産し、国民を鼓舞したいプーチン大統領は選手強化費を一気に増額。11年から総額2700億円を投入し、選手育成や施設拡大に費やしてきた。その中でも女子フィギュアの強化費は莫大な金額に及ぶといわれている。

■本番でトリプルアクセル

 ロシアは過去の五輪フィギュア競技で男子シングル、ペア、アイスダンスでは金メダルを獲得しているが、女子シングルだけは一度も金がない。そこで、プーチン大統領は数年前から有望な10代の女子フィギュア選手をモスクワの養成所に集め、ソチで金を取るための英才教育を施してきた。その連中が、今回のGPファイナルで浅田に次いで2位になったリプニツカヤ(15)と5位のソトニコワ(17)なのだ。

 ある関係者は言う。
「特に有望なのはリプニツカヤ。世界屈指の柔軟な体で見せる驚異のキャンドルスピンだけでなく、ステップやジャンプもレベルが高い。GPはロシア杯とスケートカナダで連勝。カナダではトータル198・23の自己ベストをマークした。しかも、リプニツカヤは<五輪本番に向け浅田しか跳べないといわれているトリプルアクセルを封印している>という声もある。ファイナル5位のソトニコワも、ショートプログラムでは浅田に次いで2位だったのに、フリーで6位(総合5位)に終わった。彼女も大技隠しの疑惑が持たれています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…