落合GMアレルギー? 名古屋企業に相次ぐ「シーズンシート予定なし」
「落合GMが就任し、中部財界がどう反応するか……」
中日の地元名古屋では、こんな声が出ている。
落合GMといえば04年から11年までの8年間の中日監督時代、中部財界との関係が必ずしも良好ではなかったといわれている。
主に法人がお得意さまとなっているシーズンシートの売り上げが落ち、またナゴヤドームの広告看板から撤退する企業も出た。
「中部財界はリーマン・ショックによる景気後退もあり、やむなく買い控えを決断した企業があったともいわれるが、一方で落合GMに対するアレルギーがあったのも事実だった。監督在任中は、中日監督の恒例行事だった企業への挨拶回りをやらず、自動車大手スズキの鈴木修会長が『私はビジネスマンは良き社会人でなければならないと考えますが、落合博満さんは違うようです』との発言も飛び出した。実際、10月に一部マスコミで『落合監督復帰』と報じられた際には、財界から反発の声が出たそうです」(球界関係者)
中日の現状は苦しい。11年オフに人気テコ入れの一環で岐阜出身の元スター選手、高木守道監督を招聘(しょうへい)したが、成績は2位、4位と尻すぼみ。今季の観客動員は、97年のナゴヤドーム開場以来初となる200万人割れを記録。シーズンシートの売り上げも目減りし、ここ数年でナゴヤドームの広告も減っている。