落合GMアレルギー? 名古屋企業に相次ぐ「シーズンシート予定なし」
■スズキ、ブラザー、中電、東邦ガスを直撃
落合GM―谷繁兼任監督の新体制となった来季のシーズンシートの売れ行きは、どうなっているのか。
中日の営業部に尋ねてみると、「現在は営業活動中で何とも言えませんが、特に増えた減ったという目立った動きはない。落合GM就任による影響? 今のところ、感じてはおりません」(高畠営業部長)と言う。
実際、中部の企業は来年、中日やナゴヤドームに“カネ”を投資する気があるのか。
前記の“鈴木会長発言”があったスズキは、「ドラゴンズさんとは長い付き合いがある。来年も同様のお付き合いをさせていただく方向。鈴木会長の落合GMに対する発言の影響? そういったものはありません」(広報部)。
11年3月限りでナゴヤドームの広告看板から撤退したブラザー工業は、「弊社の方針もあり、来年も看板広告、シーズンシートの購入予定はない」(広報部)。同じく12年3月限りでナゴヤドームの看板広告をやめた中部電力も「シーズンシートも広告も、現状で検討していない」。東邦ガスも「来年も購入予定はない」とシビアな反応だった。
中日は今後、谷繁新監督に企業への「挨拶回り」をお願いしているそうだ。強いドラゴンズが復活すれば、風向きが変わるかもしれないが、果たして……。