バレンティン騒動は序の口 メジャーリーガーの「不良伝説」

公開日: 更新日:

「やっちゃいけないことですが、騒がれ過ぎの感もあります」

 こう言うのは、メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏。ヤクルトのバレンティン(29)が夫人への暴行、監禁容疑で逮捕されたことについて、こんな印象を持っている。

「日本と米国では罪の認識に違いがある。家庭内暴力(DV)は日本以上にかなり厳しく取り締まる。実際、メジャーリーガーでもDVを理由に逮捕された選手もいる。ただ、それが原因でチームをクビになったり、出場停止を食らうケースは皆無に等しい」

■元重罪犯も普通にプレー

 DVに関していえば、楽天のジョーンズが来日直前に逮捕されたことは、日本のファンも知るところ。昨季、2年連続でア・リーグMVPを受賞したタイガースのミゲル・カブレラも、09年に逮捕された過去がある。友成氏が続ける。

「メジャーでは殺人など、重罪を犯したとして捕まった人間でも、普通にプレーしている。13年WBCのドミニカ共和国代表投手でレッズのアルフレド・サイモンは、11年の正月に新年のお祝いのためにピストルを発砲した際、25歳のいとこを誤って射殺。2日間逃走した上に、ドミニカ当局に過失致死容疑で逮捕され、2カ月拘束されたが、同年5月からチームに復帰しています(同年11月に無罪が確定)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭