羽生トップも…団体戦浮沈の鍵握る姉弟アイスダンスの実力
新種目のフィギュアスケート団体戦初日は男子とペアのショートプログラム(SP)が行われた。男子の最後に登場した羽生結弦(19)は4回転トーループにトリプルアクセル、出場選手でただひとり演技後半に3回転の連続ジャンプを跳び97.98の高得点をマーク。3度の五輪メダルを手にしているプルシェンコ(2位=ロシア.31)や世界選手権3連覇中のパトリック・チャン(3位=カナダ.23)を抑えての1位となった。
「すごい緊張しました。ですけど、今できることをしっかり頑張れたと思うので、今日は単純に喜びたいと思う。チームに10ポイント、という思いで演技をしていたわけではないですが、なるべくチームに貢献できるように精いっぱいの演技はできたかなと思う」(羽生)
ソチに入っても好調を持続させている羽生は、14日未明から始まる個人戦でも、プルシェンコやパトリック・チャンと金メダルを争うことになる。
■満点羽生の足引っ張ったペア
だが、羽生の圧巻の演技で会場が沸いた興奮は、数分で冷めた。