ソチに暗雲…審判団は“ジャンパー”浅田真央が大嫌い!?
「純粋なスポーツと思うか?」
そう問われたら確かに難しいのが「氷上のバレエ」ともいわれるフィギュアスケートだ。
この競技は、技術点と(演技)構成点に分かれている。技術点はジャンプやスピンの回転数、姿勢などが採点され、構成点では、スケート技術、演技のつなぎ、表現、振り付けなどが評価の対象となる。
バレエ発祥の地であるヨーロッパでは「フィギュアは演劇」ともいわれている。会場に流れる曲と選手が一体となり、全身でその役をどう演じるかを重視する。
だから欧州の審判員たちは、アジアの選手に金メダルを取られるのは本当はおもしろくない。それでも難易度の高いジャンプ(トリプルアクセル=3A)を武器にする浅田真央(23)より、「表現力のあるキム・ヨナ(23)の演技の方が好まれる」との声がある。
浅田は前回のバンクーバー五輪で3Aを3度成功させた。フリーでは3連続ジャンプで着氷が乱れるなどのミスもあったが、合計得点でキムと23.06もの大差がついたのは「顔の表情や指先での表現力の差が出た」ともいわれた。