黒星発進の女子アイスホッケー 「初勝利」を狙える相手は?
「スマイルジャパン」のメンバーからいきなり笑顔が消えた。開催国枠で出場した長野五輪以来、初めて自力で出場権を獲得した女子アイスホッケーの日本代表は1次リーグB組初戦でスウェーデン相手に0―1で敗戦。初戦は黒星スタートとなった。
日本は11日にロシア戦、13日にドイツ戦が組まれているが、決勝トーナメント進出にはもう負けられない状況に追い込まれた。
今回の出場8チーム中、世界ランキングで日本は10位で最下位。ロシアは4位で本来なら米国、カナダと同じA組に入るはずだが、ホームアドバンテージを考慮されて格下のB組に組み込まれた。飯塚祐司監督は「次のロシア戦は最初からハードに戦わなくてはならない。第1ピリオドがカギになる」と話したが、7位決定戦まで行われる今大会で1勝できるのか。
実は今回の世界ランク(過去4年間の国際試合の結果をもとに決定)は日本の実力が真に反映されたものとはいえない。日本は11年の世界選手権(4月、スイス)を、東日本大震災のため出場を辞退。昨年の世界選手権(カナダ)では8位に入っており、11年大会に出場して結果を残していれば、世界ランクは上位に入っていてもおかしくはない。