米メディアいらいら…マー君が食らったパパラッチの“洗礼”
■「バッシングせざるを得ない」
ところが、田中はメディアにしゃべらないばかりか、球場の外で何時間も待っているファンのサインのリクエストもスルーしていた。それでニューヨークメディアは「何を考えているんだ!」と激怒。ある米国人記者は「日本でもあんな対応だったのか?」と不満顔で、「もし3日連続で何も話をしないというのなら、こちらもバッシングせざるを得ない。これでは球場の外で待っているファンにも失礼だろ!」と怒り心頭だった。
田中サイドもこのままじゃマズいと察知したのかどうか、取材を受けない予定だったこの日になって急きょ、練習後、日米両メディアに対応した。
「タナカは大型契約を結んだ1年目。球団側に静かに、かつ、大切に育てたい意向があるのは我々もわかっているんだ。でも、メジャーは球場外のプライベートを尊重する分、決められた時間内でのクラブハウスでの取材対応や、ファンへのサインは仕事という意識を持ってもらわないと。今後も前日までのような感じなら我々も黙っていないと思うよ」(前出の地元記者)