土屋ホーム高笑い レジェンド葛西は「空飛ぶセールスマン」
世界のジャンパーから「レジェンド」と呼ばれている葛西は、所属先でもレジェンドだった。土屋ホーム広報担当者が言う。
「オフシーズンのGWには、毎年、札幌にある弊社の住宅展示場でサイン会を開いています。ファンの方への対応もとても丁寧で、楽しみにされている方が多く、数十人の行列ができる。東京からはるばるいらしてくださる常連サンもいます。営業活動というほど大仰なものではありませんが、十分に会社に貢献してもらっています」
W杯で優勝し、世界選手権でのメダルもある葛西クラスなら、シーズンオフとはいえ所属企業の業務に携わることはまずない。清水と伊東が所属する雪印メグミルクも、竹内の北野建設も「会社の業務をこなすことはありません」とキッパリ。 ほかの3人がスキー漬けの毎日なのに、“レジェンド”は嫌な顔ひとつせず営業活動をサポートする。そんな器のデカさが評価されたのか、社内での肩書は「社長室主任」。雪印も北野建設も「選手に肩書はない」という。
どこまでも“レジェンド”な葛西は、欧米のカメラマンに「笑いながら飛んでいる。恐怖感がないのがすごい」と恐れられたが、会社では“空飛ぶ笑うセールスマン”といったところか。