また完封負け 阪神に必要な不可解助っ人ゴメスへの荒療治
またもゼロ行進だ。
阪神は5日のソフトバンク戦で2試合連続の完封負けを喫した。この日もほぼベストメンバーで臨んだというのにたったの2安打だ。一線級の投手が相手になると途端にバットが湿るのは昨季と同じ。今季も得点力不足に苦しむのは必至だ。
ここで存在がクローズアップされるのが、いまだ実戦出場はゼロで、不可解な行動ばかり目立つ新助っ人のゴメス(29)だ。貧打解消の切り札として獲得した「開幕4番候補」だが、夫人の出産等でキャンプ合流が遅れると、出場予定だったシート打撃、練習試合を立て続けにドタキャン。その後は「足が張った」とか「右ひざが痛い」などと言って、実戦に出ない。和田監督も「そこらへんには出てこないと」と、15日のDeNA戦(横浜)からの復帰を、開幕4番起用のリミットに設定した。
光明はちょっと見えてきた。この日、右ひざの検査を行い、異常なしと判明。15日からの試合出場が現実味を帯びてきた。少ない実戦経験で開幕を迎えるため、バカスカ打つ保証はない。それでもファンからすれば、この2試合の貧打ぶりを見せられたらもう、「ゴメスに頼るしかない」とさえ思えてくるんじゃないか。