先発陣をぶっ壊す 楽天・星野監督の「松井裕偏重ローテ」
星野監督以下、楽天の首脳陣がドラフト1位ルーキーの松井裕樹(18=桐光学園)に「VIP待遇」を与える。5月の交流戦まで、松井のローテだけを固定するというのだ。
開幕投手は昨季、プロ1年目ながら15勝を挙げた則本。2年連続の大役は任せるものの、楽天の先発ローテは当面、松井中心で回すことになる。
「星野監督は基本的に、変則日程の交流戦までは松井を中6日で回していくと決めています。ただし、いくら潜在能力があるとはいえ、そこはしょせん高卒ルーキー。体力の問題もあるし、5月までに疲労でバテてしまうかもしれない。その場合は松井のローテを変更。状態次第で中7、8日と登板間隔をあけるとか、ローテを一度飛ばすとか、休養を与えながら起用していく方針です」(チーム関係者)
■体力に問題
こうなると他の投手陣にシワ寄せが生じる。松井の状態次第で、他の先発陣のローテが変わってくるからだ。登板間隔が不規則になれば調整は難しく、コンディション維持も容易ではない。すでに松井以外の先発投手は戦々恐々という話もある。