今年のセンバツは不作? プロが目玉選手に付けた“値段”
「左投手という利点があり、今も背が伸びているというくらい潜在能力はあるが、右打者対策をしっかりやらないことにはプロでは厳しい。右打者にはストレートが外の高めに浮くし、シンカーやシュートなど外角に逃げる変化球がない。今のままプロに入っても、左打者へのワンポイントでしか使えないと思う」
■「守備が課題」
一方の岡本はどうか。
「パワーがあるね。金属バットでは校舎を壊してしまうので、学校の練習では木のバットを使っているようだ。40本はいかないまでも、安定して20本以上は打てる。左打者が多い中、右の大砲は貴重」(中日・米村スカウト)
「昨秋は、力任せに打っていたところがあったが、腕、手首のリストを使えるようになった。バットの始動からミートポイントまでの距離が短くなったし、より長い時間ボールを見られるため、芯で打つ確率が増えた。中村剛也(大阪桐蔭→西武)は高校時代、ほぼ芯で打っていたし、将来は中村のようになれる可能性を秘めている」(大リーグ・ブレーブスの大屋スカウト)
もっとも、超高校級かといえば疑問符が付く。