女子カーリングでも発覚 韓国代表コーチの呆れたセクハラ行為

公開日: 更新日:

 韓国でも人気の高い女子のカーリングで、セクハラ事件が起きた。

 韓国代表のうち4人が先月24日、世界選手権が終わった直後に辞表を提出。原因はコーチの暴言や報奨金の寄付強要、セクハラ行為などだ。

 代表チームのチェ・ミンソクコーチ(36)は練習中に選手の手を握り、「俺が手を握るとうれしいだろう」と語ったり、大会で「辞表を出せ」と迫ったこともあったという。

 韓国代表は初出場のソチ五輪で10カ国中8位と健闘。カーリング連盟のスポンサーから報奨金1億ウォン(約1000万円)が出ることになった。するとミンソクコーチは選手に分配される金額から「中学・高校のカーリング環境が良くない。支援するため各自100万ウォンずつ寄付しよう」と強要した。

■日本女子柔道を「お手本」に

 このコーチはすでに辞意を表明しているが、ある韓国の記者はこう語る。

「昔は立場を利用して、とても口にはできないようなひどいことを女子選手に対して行っていた指導者もいた。今の選手はおかしいことがあれば、絶対服従の関係だったコーチや監督の命令でも言いなりにはならない。セクハラやパワハラを公にした日本の女子柔道選手たちの勇気ある行動にも影響を受けている」

 指導者に押さえつけられてきた日本や韓国、中国の選手たち。まだまだこの手の事件は出てくるはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース