7三振5四球で連敗…楽天・松井裕が抱える“もろ刃の剣”
■三振と四球、大きなフォーム
大きなフォームで三振と四球が多い投手といえば、トルネード投法の野茂英雄もそうだった。近鉄1年目の90年から93年まで、奪三振と四球は4年連続でリーグトップ。松井も9日現在、リーグ2位タイの14奪三振、同1位の10四死球だ。
それでも野茂は日本球界を代表する投手となり、メジャーリーガーとしても大成した。タイプは異なれど、松井もダイナミックなフォームが魅力。「もろ刃の剣(つるぎ)」を抱えたまま、どれだけプロでやれるか、ファンにとっては楽しみでもある。