プロ野球は人間が判定するからこそ面白いのだ

公開日: 更新日:

 誤審をアピールするようにバックスクリーンの巨大画面に何度も打球の行方をリプレーで映す演出を断固禁止しているのでも明らかだろう。

 審判の権限を踏みにじるような制度ができればすわ一大事。「糾弾」という字が書けずに「人より機械の野球断固球団!」というプラカードを掲げて、デモ行進でもしたらどうするのだ日本野球機構?

■「同時をみて打ち直しといたします」

 アウトセーフ、ファウルフェアの判定に血管切れるぐらいに審判に詰め寄ったり、それへ退場を命じればベース板を放り投げたりするのに血がたぎるのも野球ではないか。何でもコンピューターで冷徹に判定を下すのは、逆に審判も選手もやる気をなくす。

 責任審判マイク片手に、
「ただいまの判定についてご説明します。一塁塁審はアウトと判定しましたが、セーフではないかとのチャレンジがあり、ビデオで確認いたしましたが走者の足が一瞬早くベースについており、塁審差し違え、セーフと判定いたします」


 試合後、塁審は機構に「進退伺」を出すのか?ましてや「捕球と走者同時とみて、打ち直しといたします」なんてことになりゃ、行司にゃ厳しいくせに裏じゃ勝負にインチキのまかり通る大相撲と同じだろ。
「チャレンジ制度」で正確な判定を期す前に、ボールの反発係数に正確を期すのが先だろコミッショナー!

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  3. 3

    大谷も仰天!佐々木朗希が電撃結婚!目撃されたモデル風美女に《マジか》《ビックリ》

  4. 4

    井上中日が「脱立浪」で目指す強打変貌大作戦…早くもチームに変化、選手もノビノビ

  5. 5

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  2. 7

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  3. 8

    “透け写真集”バカ売れ後藤真希のマイルドヤンキーぶり…娘・希空デビューの辻希美とともに強い地元愛

  4. 9

    爆笑問題・太田光のフジテレビ番組「休止の真相」判明 堀江貴文氏“フジ報復説”の読みハズれる

  5. 10

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ