日ハム大谷 中途半端な二刀流は「背中の張り」が原因だった
日ハムは今、先発の柱がいない。吉川は今季も一昨年ほどの安定感がないし、ベテランの武田勝も精彩を欠く。チームにとっては150キロの剛速球を投げる大谷を軸にするのがベストだし、栗山監督もできればそうしたいと考えている。
大谷が3番で打ちまくったところで、毎試合ひとりで4点も5点も稼げるわけじゃない。長いシーズンを戦っていく上で、何より必要なのは先発の軸だ。
しかし、体の問題だけはどうにもならない。本人は投げたくても投げられないし、首脳陣も投げさせたいのに投げさせられない。見ているファンまでもどかしい状態は、大谷の体が良くならない限り、今後もしばらく続くことになる。
野手として試合に出ながら、十分間隔をあけた上で先発する。昨季同様、中途半端に見える二刀流は、誰に責任があるわけでもない。