また栗山監督にブレ 素直に喜べない日ハム大谷の巧打
「中軸での大活躍が、また栗山監督をブレさせるんじゃないか」
日本ハム内では、早くもこんな声が囁かれ始めている。大谷は28日の開幕戦(対オリックス)で同点適時二塁打を含む2安打1打点と活躍。当初の「投手優先プラン」が後回しになる可能性が出てきたからだ。
今季の大谷は昨年同様、二刀流を継続していく。とはいえ、あくまで「投手優先」。栗山監督もその方針を貫くことを誓っていた。
ところが、だ。開幕直前になって大谷の打撃が好調とみるや、あっさり方針を転換。大谷の先発ローテーションを変更し、開幕戦に「3番・右翼」で起用するとすぐに結果を出した。「打者」として毎日使いたくなるのは当然だろう。
日ハムは昨季パ・リーグ本塁打王のアブレイユが椎間板ヘルニアを悪化させ、長期離脱が決定的。中軸を任せられる選手が中田以外にいない。
大谷のバットが快音を響かせるほど栗山監督は頭が痛くなる。