日ハム大谷 中途半端な二刀流は「背中の張り」が原因だった
先発ローテに入れて中6日で回し、余裕があれば登板の間に代打で起用する――。
日本ハムの首脳陣は2年目の大谷翔平(19)の起用法に関して、「今年は投手に軸足を置く」方針で一致していたはずだった。
ところが、開幕から20日近く経っても、ローテに入る様子がない。武田勝と斎藤佑樹がファームに落ちて、先発は余るどころか足りないほど。それでも中6日で使わない理由は、大谷のバットにあるといわれてきた。
この日のオリックス戦は3打数1安打。2三振を食らったものの、打率3割8分7厘はチームナンバーワン。練習なんかしなくても打てば結果を出す野手・大谷に、栗山監督がゾッコン。3番に置きたいばかりに、投手としての出番が激減しているともっぱらだった。
■「投げようと思えば投げられる」
しかし、ここにきて真相が明らかになった。日ハムOBや地元マスコミ関係者たちの話を総合すると、「大谷は中6日のローテに入れたくても入れられない」という。