メッツ松坂の「先発復帰」は絶望的? エース右腕が驚異の回復
メッツ・松坂大輔(33)のフラストレーションが爆発寸前だ。
今季はチーム事情もあり、ここまでリリーフで登板。13試合(計20回)で1勝0敗1セーブ、防御率2.25とまずまずの働きを見せているとはいえ、本人の先発復帰を熱望する気持ちは変わらないまま。
不慣れな役割を強いられ、調整や準備の難しさもあって疲労はピークに達しているのだろう。21日のドジャース戦は終始リードされた展開が続いただけに、出番なし。20日、1回3分の2を投げたこともあり、試合後は自らの判断で休養したと明かし「(登板の準備は)しませんでした」と憮然(ぶぜん)とした表情を見せ、苛立ちを隠さなかった。
これまで「与えられたところで結果を残すしかない」と話し、先発復帰の機会をうかがっていたが、それも絶望的だ。
ここにきて昨年10月にトミー・ジョン手術(ひじの腱の再建手術)を受けたエース右腕マット・ハービー(25)が驚異的に回復。来週にもキャッチボールなどを再開、順調なら8月にも実戦復帰する見込みだという。
メッツがポストシーズン進出を争っていれば、エース右腕を立てない手はない。松坂は最後までブルペン待機を強いられそうだ。