先発に未練も…メッツ松坂に今こそ大事な「リリーフ経験」

公開日: 更新日:

 かつての1億ドル右腕が不慣れなポジションで健闘している。メッツでリリーフとして起用されている松坂大輔のことだ。

 16日(日本時間17日)に昇格してから、ここまで4試合(計5.1回)に登板。23、24日のカージナルス戦では、メジャー初のホールドとセーブを挙げた。手薄なメッツのリリーフ陣を補って余りある好投を続けている。

 プロ入り以来、ほぼ先発一筋で、セーブを挙げたのは西武時代の00年以来14年ぶり。松坂は「思ったほどうれしくない」と先発に未練たらたらだが、ローテーション入りを目指す松坂にとっては決してリリーフの経験は無駄ではないという。

「リリーフ投手はテンポの良さが求められ、不要なボールを投げる余裕はありません。松坂は器用貧乏なところがあり、持ち球は多いが、不安定な球種もある。中継ぎ投手はブルペンで、球種ごとの調子の良し悪しを見極めなければならない。これは先発投手にも言えることで、使えないと判断した球は捨てるので、以前の松坂のように手探り状態でマウンドに上がり、痛打を浴びるケースは減るはずです。リリーフ経験は先発に戻った時に生きると思う」(Jスポーツのメジャーリーグ中継で解説を務める三井浩二氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した