そもそもセペダは来日3日目にいきなり一軍で4番デビュー。練習を2日しただけで、二軍での実戦を経験させることなく、原監督が巨人の第80代の4番に座らせた。日頃から、「競争」が口癖の指揮官にしてみれば、異例の扱い。それだけ、キューバからの助っ人に気を使っているということだ。この日の代打本塁打を振り返り、「楽な場面、(3ボール1ストライクという)カウントを差し引いても、なにかキッカケになればいい」と話した原監督。セペダに関しては、緩慢な守備もチーム内では問題になっている。バットが火を噴かない限り、指揮官の頭痛の種はなくならない。