阪神が獲得へ 前ヤンキース建山に「過度な期待は酷」の声
■左打者にめっぽう弱い
「建山がメジャーで成功できなかったのは、左打者を苦にしていたから(12年の対戦成績は30打数9安打、打率.300、被本塁打4)。得意球のスライダー、シンカーが左打者には高めに浮いて痛打されることが多かった。一方、右打者に対しても、変則的で球の出どころが見えづらいフォームは、相手が慣れてくるにつれ、攻略されるようになった。これは3Aでも同様でした。過去にメジャー帰りで成功した選手は、たとえば五十嵐がツーシームを習得して一皮むけたように、プラスアルファがあるのですが、建山にはこれといったものが見当たらない。38歳ということもあり、球速、球威も落ちている。阪神に入ったとしても、対戦経験の少ないセ・リーグの右打者へのワンポイントとして多少の結果は残すかもしれないが、日ハム時代のようなセットアッパーとしての活躍を望むのは酷でしょう」
阪神お得意の“不良債権”にならなきゃいいが……。