オリにSBも…日本球界「キューバ詣で」百害あって一利なし
グリエルはそこそこ活躍しているものの、沖縄遠征の際は「長時間飛行機に乗るのは嫌だ」とダダをこね、遠征メンバーから外れるという前代未聞の「事件」を起こすなど、チーム内を引っかき回している。
そもそもノビシロの大きな若いキューバ選手は日本になんて来ない。昨年6月、ドジャースでブレークした2年目プイグ外野手(23、今季年俸2億円)はナ・リーグ7位の打率・309で前半戦を折り返し。
ホワイトソックス1年目のアブレイユ内野手(27、約7億円)は、4月の月間MVPを獲得。29本塁打は現在、ア・リーグトップ。アスレチックス3年目のセスペデス(28、約10億5000万円)は昨季26本塁打、80打点。14日に行われた球宴前日のホームラン競争では、史上2人目の2連覇を達成した。
投手ではレッズ5年目左腕のチャップマン(26、約5億円)などが近年の亡命組。若くて腕に自信のある者は命懸けで海を渡り、大金を手にしているのだ。
メジャー事情に詳しい友成那智氏(スポーツライター)は「セペダもグリエルも30歳を過ぎ、ロッテ入りが決まったデスパイネも28歳ですからね」と言って、こう続ける。