オリにSBも…日本球界「キューバ詣で」百害あって一利なし
ロッテは15日、キューバ代表のアルフレド・デスパイネ外野手(28)の獲得を発表した。キューバ・リーグで3度のMVPに輝いたこの助っ人は、36本塁打のリーグ最多記録保持者。昨年のWBCでは大会最多タイの3本塁打をマーク。右の長距離砲が欲しいロッテが契約にこぎ着けた。
日本の球団が今季、キューバから獲得した選手は巨人のセペダ(34)、DeNAのグリエル(30)に次いで3人目だ。
「現在はオリックスやソフトバンクの担当者が現地に入っているはずです。今季は獲得するつもりがなくても、来季以降を見据えてパイプづくりのため、担当者をキューバへ送る球団もあるそうです」(球界OB)
キューバは昨年9月、米国以外なら自国の選手にプロ契約を認める方針を打ち出した。以後、日本の球団は続々とキューバを訪れ、セペダやグリエルと1年総額1億~1億5000万円で契約した。しかし、巨人のセペダは35試合で打率・171、5本塁打、15打点とサッパリ。それでも巨人はキューバの海外移籍第1号選手に気を使い、代打などで起用していたが、それも限界。12日に二軍調整を決めた。