中日・大島と長嶋打撃コーチが語る「200本安打」の可能性
「200安打を打てたらと思っています」
こう話すのは、中日のリードオフマン・大島洋平(28)。右脇腹を痛めて一時戦列を離れていたものの、安打数はリーグトップの119(25日現在)。史上6人目(青木宣親はヤクルト時代に2度達成)の「年間200安打」を狙っている。
大島は一昨年、打率・310、172安打をマーク。もともと安打を量産する選手が、昨季は打率・248、124安打と精彩を欠いた。今季の復活について本人は「(利き腕でない)右腕の使い方を意識している」と言う。
「昨季は引っ張ろうという意識が強かった。強い打球を打とうと、始動時に左腕でバットを押し込み、極端に言えば上からバットを振り下ろす感じだった。スイングの途中で右腕の力が抜けてボテボテのゴロだったり、凡打になるケースが多かった。今季は中堅から逆方向への意識を持つようにしている。体が開かない軸足の使い方に加え、感覚としては下からバットを出して、レベルスイングができるように、と思っています」
長嶋打撃兼外野守備走塁コーチが引き取ってこう言う。