二軍でアピールも声掛からず…中日・山本昌は今が正念場
チームの周辺からは、「もう、出番がないかもしれない」という声も出ている。中日の48歳左腕・山本昌のことだ。
今季は一軍登録はゼロ。キャンプから二軍暮らしが続く山本昌は2日、阪神二軍戦で中継ぎ登板。5月10日以来となるマウンドで、2回4安打無失点とアピールし、「これからもっとよくなると思う。もう一回、(一軍で)投げるためにがんばります」と話したものの、一軍首脳陣の口からは山本の「や」の字も出てこないのである。
「首脳陣の中では当初、十分な登板間隔をとりながら先発として働いてもらう考えがあったが、年齢のせいもあってか、好調をキープするのが難しく、調子の波が激しい。今後、中継ぎで1、2度登板し、結果を残したら二軍で先発に戻る計画とはいえ、右ひじ手術のリハビリを終えた吉見がすでに一軍復帰。二軍には同じく右ひじ手術明けの伊藤準規ら若手もいる。一軍はまだまだ優勝は狙えるし、2年ぶりのAクラス復帰の可能性も十分にある。いくら実績、話題性がある昌でも、二軍で結果を残さないと、一軍登板は厳しいかもしれない」(中日OB)