5敗目も「自責点ゼロ」 楽天・松井裕はここがスタートライン
それでも以前の松井と比べたら、よほどマシだ。二軍落ちする前は四球、四球でそもそもピッチングにすらなっていなかったことを考えれば、雲泥の差だろう。
あの田中(現ヤンキース)だって、1年目は12球団ワーストの28盗塁を許しながら、翌年以降は克服。しかも、この日はプロ入り最長7イニングを投げるなど、先発投手としても着実に成長している。制球も徐々に改善されてきた。
「大事なところで内川さんを抑えられなくて申し訳ない」と唇を噛みつつ、「直球、変化球ともに良いボールはあった」と話した松井。ようやくプロとしてのスタートラインに立ったんじゃないか。