ペーニャが打つほどオリックス関係者が気を揉む“魔の手”
チーム打率、総得点でリーグ5位に沈む巨人は来季に向けて、早くも「右の大砲候補」を物色中だといわれる。
昨季、打率.303、18本塁打、55打点と活躍したロペスは今季、18本塁打、40打点ながら、打率.244と安定感を欠き、スタメンを外れることも珍しくない。キューバからの助っ人セペダは論外で、一軍に復帰したものの打率.196、5本塁打、16打点とからっきしだ。打率.310のアンダーソンも下降気味の上、ミスの多い一塁守備でチームの足を引っ張っている。
今後の成績次第では、「助っ人野手は総取っ換え」の可能性もあるだけに、オリックスがヒヤヒヤするのも無理はないのだ。
「素晴らしい集中力。素晴らしいという以外、他に言葉がない」とは、試合後の森脇監督。珍しくやや興奮した口調でペーニャを絶賛したが、この大砲が打てば打つほど「他球団の魔の手」が気になってくる。