巨人の来季補強 “大本命”はオリ金子から中日・山井へ
■相思相愛のはずが…
今オフのFA戦線の目玉は、今月中にも国内FA権を取得するオリックスのエース・金子千尋(30)だ。今季、金子の登板試合には巨人の編成担当者が密着マークを続けている。球界ではすでに相思相愛なんて声も聞かれるが、「金子の心に変化が生じた」と、さる球界関係者がこう言うのだ。
「権利取得を目前にした金子は、親しい他球団の選手に『巨人には行かない』と漏らしているというのです。メジャー志向があるかはともかく、濃厚とみられていた巨人移籍の可能性が薄らいでいるのは劇的な変化です」
巨人は今季、西武から片岡をFAで獲得した。しかし、成績不振から二軍落ちを余儀なくされている。原監督が「実力至上主義」を掲げているとはいえ、他球団から三顧の礼で迎えておいて、ちょっとダメなら即二軍。他球団の選手には「冷たいチーム」と映っているかもしれない。
もしも金子に逃げられたら――。巨人は代替候補として、去る8日に権利を取得したばかりの中日の山井大介(36)の調査も開始したという。