10勝目前も 日ハム大谷を苦しめる「貧打」と「タイトル争い」
2ケタ勝利を目前にしながら足踏みが続いているのが、日本ハム・大谷翔平(20)だ。
17日の西武戦に先発。今季4戦で3勝無敗の「お得意さま」相手に10勝目を狙いにいったが、初回に中村に3ランを浴び、いきなり劣勢に。その後、何とか持ち直したものの、味方打線の援護は3点止まり。降板した七回までに149球(4安打3失点)を投げながら4試合連続で白星はお預けとなった。大谷は試合後、元気なく記者の質問に答えた。
「今日は全然ダメでした。全体的にです。二回以降は立て直した? ただ単に甘い球を相手が打ち損じてくれただけ。全部ダメでした。(このところ勝ちがつかないが?)今日ぐらいのピッチングではあまり点も入らない。僕が野手なら守りたくないピッチャーです」
8月に入って今回が3度目の登板。前回(10日、ソフトバンク戦)は130球、前々回(3日、ソフトバンク戦)も129球を投げ、今月3試合の球数は合計で400球を超えた。
このところ、中6日の登板間隔を与えられているとはいえ、二刀流と猛暑で疲労はピークだ。