10勝目前も 日ハム大谷を苦しめる「貧打」と「タイトル争い」
■接戦で交代させられない?
その大谷が楽できないのは打線のせいでもある。日ハムは現在、チーム打率は・247(16日時点)で12球団中最低。大谷は自分を責めたが、3日のソフトバンク戦などは7回2失点と好投するも、味方打線は1点しか取れずに黒星がついた。
大谷にとってもうひとつ厄介なのは、タイトル争いだ。仮に次回登板で10勝目を挙げると、最多勝が視野に入ってくる。現在、パのハーラートップはオリックス西の12勝。それを10勝の金子(オリックス)と則本(楽天)が追っている。大谷にも十分「望み」はあるし、勝率は今でもリーグトップ(・750)だ。首脳陣も接戦の試合では、球数が多くなっても大谷を降ろすに降ろせない。
大谷の苦難は続くのか。