今季終了のダル 球団監視下でオフは“がんじがらめ”の可能性
オフにはプライベートなどなさそうだ。右肘炎症のため、今季は登板しないことになったレンジャーズのダルビッシュ有投手(28)。シーズン終了後は、球団から徹底管理されるかもしれない。
8月13日に故障者リスト(DL)に入ってから受けた2度の精密検査では患部に異常は見つからなかったが、「そのまま投げていたら危なかったと思う」(ダル)と話した通り、下手をすればヤンキース田中将大のように靱帯が傷ついていた可能性もある。
ここ数年、レッドソックス時代の松坂大輔(現メッツ)、カブス藤川球児ら日本人投手が相次いでトミー・ジョン手術(腱の再建手術)を受けている。手術こそ回避したものの、今季は田中が長期離脱中だ。ダルの契約は17年まで残っている。6年総額1億1000万ドル(約110億円=入札金含む)を投じて獲得したレンジャーズが松坂や田中の二の舞いだけは避けたいと考えるのは当然だ。
レンジャーズはワシントン監督が辞任し、来季は新体制で巻き返しを図る。エースが万全の状態で開幕を迎えられるように、オフには球団の監視下に置かれるはずだ。