右肘再検査のダル 今季登板なしならインセンティブどうなる?
右肘の炎症で故障者リスト(DL)入りしているレンジャーズ・ダルビッシュ有(28)が4日(日本時間5日)、本拠地アーリントンで患部の再検査を受けた。
球団は検査結果を公表していないが、チームはア・リーグ西地区の最下位でポストシーズン進出が絶望的なだけに今季は登板せず、来季に備える見込み。
ダルは8月13日にDL入り。開幕時にも首を痛めて戦列を離れたため、今季の離脱は合わせて32日に達した。3日付の地元紙「ダラス・モーニング・ニュース」によれば、ダルの契約には「ロースター・ボーナス」(健康ボーナス)といわれるインセンティブがあり、DL入りの期間が30日以内なら80万ドル(約8400万円)を手にできる。
離脱期間が31日を超えた場合には1日につき5288.75ドル(約56万円)が80万ドルから減額されるという。このままレギュラーシーズンを終えればDL入りは56日間に達し、80万ドルから計13万7507ドル(約1440万円)が引かれ、66万2493ドル(約6950万円)を手にする。
もっとも、今回の離脱はエースの負担を軽減するため、球団が待ったをかけたとみられる。球団の判断で休んだのなら、ボーナスが満額支給される可能性もある。