メッツ松坂が右肘に違和感で検査へ 去就にも影響か?
今季完全復活を果たしたはずのベテラン右腕が再び、戦列を離れそうだ。メッツは1日(日本時間2日)、松坂大輔(33)がマイアミへの遠征には同行せず、2日(同3日)に地元ニューヨークでチームドクターの検査を受けると発表した。
今季は9試合の先発を含め30試合に登板して3勝3敗1セーブ、防御率4.21。先発陣に故障が相次いだため、6~7月にかけてローテーションに定着したが、右肘を痛めて7月26日に故障者リスト(DL)入り。8月28日に戦列に戻ったものの、復帰してからは中継ぎで2試合、2回3分の2を5安打4失点と乱調だった。コリンズ監督によると、30日のフィリーズ戦に登板した際に違和感を訴えたという。
松坂はレッドソックス時代の11年に右肘のトミー・ジョン手術(腱の移植手術)を受けた過去がある。前回は軽症で済んだものの、復帰後の球筋を見る限り、患部に何らかの異常が発生した可能性は否めない。8月下旬に登板した2試合では、いずれも直球が抜けたり、制球に苦しむ場面が目立ったからだ。
地元メディアの報道によれば、メッツは当面、松坂をDLに入れない方針だと伝えている。9月1日ロースター(出場登録枠)が従来の25人から40人に拡大されたためだが、検査で異常が見つかれば、今季の登板は見送られる可能性もある。
今季限りで契約が切れるだけに去就に影響しそうだ。