レスリング世界選手権開幕 低迷日本男子が打って出る“奇策”
世界選手権とアジア大会が同じ年に行われる場合は各競技とも当然、日本のトップクラスを派遣する。男子レスリングもこれまで、世界選手権を優先してアジア大会は若手主体で臨んできた。グレコローマンは上半身しか攻撃できず、フリースタイルと違って技が少ないため、国際試合で何度か対戦すれば相手に分析されて丸裸にされることが珍しくない。これまで日本も対戦相手の分析に力を入れてきたとはいえ、実力で上回る海外勢に対抗するには五輪本番まで極力、手の内を隠すしかないのだ。
今季のグレコローマンは世界選手権で惨敗してもアジア大会でメダルラッシュに沸く可能性はある。