ダル故障も一因? ワシントン監督「突如辞任」で飛び交う憶測
契約をあと1年残しながら、今季の終了を待たずに突然、辞任したレンジャーズのロン・ワシントン前監督(62)。
ベテラン指揮官が自らユニホームを脱いだ理由について、チームは「個人的な事情」と詳細は明かさなかった。地元テキサスでは「病弱な夫人の看病」「地区最下位に低迷する責任を取らされた」などとさまざまな臆測が飛び交っているが、実はダルビッシュ有(28)も無関係ではないという。
ダルが右肘の炎症で8月13日に故障者リスト(DL)入りしてから、リハビリメニューや復帰時期を巡り、ワシントン前監督とダニエルズGMは再三にわたって意見が衝突したからだ。
「今季中に復帰させるべき」と主張するワシントン監督に対し、ダニエルズGMは「チームの成績が悪いので、今季は休ませて来季に備えさせる」と真っ向から否定。両者の間には次第に溝が生まれ、GMから指揮官にダルの治療の進捗状況など一切の報告はなし。試合前の会見で地元メディアがワシントン監督にダルの状態を聞いても、「俺に聞かれても分からない」「チームドクターの判断」などと曖昧な回答しかなかったことからも、両者の確執ぶりがうかがえた。