試合形式の紅白戦でマー君納得の65球 復帰戦は22日濃厚
ルーキー右腕のメジャー復帰が秒読みに入った。
右肘靱帯の部分断裂で故障者リスト(DL)入りしているヤンキース・田中将大(25)が15日(日本時間16日)、フロリダ州タンパでマイナーの紅白戦に登板。相手投手を置かず、イニング間に休憩を挟む変則ゲームで5回65球を投げ6安打無失点。4個の三振を奪った。最速は92マイル(約148キロ)で、順調な回復ぶりをアピールした。
ジラルディ監督、ロスチャイルド投手コーチの他、球団副会長であるジェニファー・スタインブレナー・スウィンドル氏が見守る中、マウンドに上がった田中。先頭打者に甘く入った速球を左前に運ばれたが、2番打者を低めの球で引っ掛けさせて併殺に打ち取る。変化球も試し、二回には武器であるスプリットで空振り三振を奪った。「強度を上げてみようと少し力んだ」という五回は力のあるストレートでねじ伏せ、3者凡退に仕留めた。
■「復帰は近づいてきていると感じている」
7月8日のインディアンス戦以来の実戦マウンドを踏んだ田中は「僕の中では復帰は近づいてきていると感じる。徐々にいい状態になってきている」と納得した表情を見せた。