即戦力の補強資金捻出で…中日は今オフも“大寒波”襲来確実

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「年俸7000万円の中田は昨オフ、4球団の争奪戦の末に4年最大6億円でソフトバンク入りした。山井は36歳という年齢的なハンディを考慮しても、2年総額4億円、球団によっては3年総額5億~6億円程度にまで膨らむだろう。中日も誠意を見せないといけない。その分、他の選手にしわ寄せがいくのは避けられません」(球界関係者)

 コマ不足に悩む先発投手の補強はもちろん、谷繁兼任監督の後継捕手をFAで獲得するとなれば、軍資金も必要だ。

「加えて、球団の収入は近年、目減りしている。観客動員は年間シートの数字を入れているから今のところ微減だが、一般発売分の売れ行きは悪く、スタンドは閑古鳥が鳴いている。このままいけば今後さらに観客が減る可能性も高い。Bクラスならもちろん、CS開催の臨時収入もない。球団は、すでにキャンプ地の宿泊先の変更案など経費削減を進めていく方針。4億円の岩瀬を筆頭に大半が減俸。昇給するのは投手では福谷、又吉、野手は大島ら数えるくらいで、それも小幅増にとどまるかもしれない」(前出の中日OB)

 名古屋は今オフ、昨年以上の大寒波が吹き荒れそうだ。

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