即戦力の補強資金捻出で…中日は今オフも“大寒波”襲来確実
中日内では、「またガクッと下がっちゃうんでしょうね」といった戦々恐々の声があがっている。「十分にありうるね」というのは、中日OBだ。
「中日はCS進出どころか、昨年の4位キープも危うい。最下位のヤクルトの姿も見えてきた。昨年の契約更改で落合GMは『信賞必罰』で約8億円の年俸をカットしたが、最下位ともなれば、昨年と同程度、いやそれ以上の年俸ダウンになっても不思議じゃない」
加えて今オフは、補強資金も必要。ドラフトでは即戦力を中心とした大学、社会人指名が中心となれば、高校生よりも多くの契約金がいる。
そして最大のポイントとなるのが、国内FA権を取得した山井大介(36)の残留資金。チーム最多の11勝を挙げるエース右腕について西山球団代表は、「当然、必要な戦力。しかるべき時期に(落合GMが)きちんと話をする」と、残留を要請する方針だ。
■昇給選手も小幅増がせいぜい
ただ、山井の今季年俸は8000万円とお手頃。昨年の中田賢一と同様、FA宣言後の残留を認めれば、巨人、阪神など複数球団が獲得に名乗りを上げるとみられている。