キューバ政府が“上から目線” 日本球界派遣に「選手入札」も
完全に「主導権」を握られているのだろう。キューバ政府が来季の自国選手の派遣でこれまで以上に強気な姿勢を見せているからだ。
昨年、選手派遣の解禁に踏み切った当時は、相次いで同国を訪れた日本のフロント陣を手厚く歓迎。選手リストを渡しては「使ってください」と積極的な売り込みをかけていた。
ところが、今オフになって一変。選手のフルシーズン派遣を決定したこともあって、法外な年俸を提示してきたり、新たな「ルール作り」にも着手したりしているというのだ。某チームの編成担当者はこう嘆く。
「今オフのキューバ政府は昨年と比べ明らかに態度が違う。『選手を派遣してやってもいい』という感じで、上から目線なのです。今年、途中から来日したロッテのデスパイネ(28)やDeNAのグリエル(30)がある程度活躍したからでしょうが、この2人を含めた有力選手に関しての来季の所属先決定に、あろうことか入札制度を使うという話まで出ている。仮に入札制度が導入されれば、年俸高騰は必至。3億~5億円になるんじゃないかなんて話もあります」