大田泰示の“前例”も…巨人ドラ1岡本「4番・三塁」への課題
巨人がドラフト1位で指名した智弁学園・岡本和真内野手(18)を原監督は「4番・三塁」に育成すると明言している。
巨人の高卒スラッガーといえば、左の松井秀喜に右の大田泰示。前者は説明の必要はないだろうが、後者も高校通算65本塁打を放ち、鳴り物入りで入団。こちらも「4番・三塁」と期待されたものの、一軍に定着できずに6年目を終えている。
岡本に密着していた某球団の関西地区担当のスカウトに聞いた。
「金属特有のドアスイングだと木製バットへの対応に時間がかかるけど、バットがきれいに内側から出るから対応できると思う。意外にもスイングスピードはそんなに速くない。ボールをつぶすように“ガーン”と打つのではなく、バットにボールを乗せて運ぶ天性の長距離打者タイプ。右の強打者では日本ハム・中田翔(大阪桐蔭)以来と言うスカウトもいるけど、中田は岡本よりスイングは速かった」
■ゴジラ松井のように「外野転向」も
課題も多い。前出のスカウトが続ける。