相手OGでドルト勝利も 香川は攻撃“余剰人員”に格下げ危機

公開日: 更新日:

 対照的なチーム同士の対戦となった。

 日本代表FW香川真司(25)所属のドルトムントは、2勝1分け7敗で暫定ながら最下位。相手のボルシアMGは5勝5分け。3位の好位置をキープしている。戦力外通告を受けたマンUから復帰、ここまでインパクトを残せないでいる香川にしてみれば、自らゴールを決めて勝利を手繰り寄せ、チームとともに一気に上昇機運に乗りたいところ。

 香川は、地元でのボルシアMG戦(日本時間10日午前1時半開始)に、トップ下で先発出場した。

 最初の見せ場は前半14分。右サイドからFWオーバメヤンが、低い弾道のクロスを入れた。スライディングしながら飛び込んでいった香川。相手GKにクリアされてしまったが、ドンピシャのタイミングでゴールの予感が漂ったプレーだった。

 26分には、左FWロイスとのコンビプレーで相手DF網を混乱させ、最終的にオーバメヤンのシュートを引き出し、満員の地元サポーターから大きな拍手が送られた。

「ロイスにオーバメヤン、背番号10のMFムヒタリアン、そして香川がドルトムントの攻撃を作っている、この4人の連係プレーは試合ごとに良化しているものの、香川ひとりが、どうしても“カヤの外”になるシーンが目に付きます。香川以外の3人は昨季から一緒にプレー。うまく連係を取りながら攻撃していくが、香川が入るとギクシャクしてしまい、ボールをロストする場面が増える。ロイス、オーバメヤン、香川の3人は似たようなタイプ。今、余剰人員を挙げろと言われたら、誰もが香川と答えるでしょう」(サッカー・ジャーナリスト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…