アギーレ告発を静観の協会 「危機管理」誤れば世界からそっぽ

公開日: 更新日:

「八百長疑惑が珍しくない欧米サッカー界においてアギーレ自身が積極的に深く関与したかどうか、微妙な問題といえるでしょう。個人的に気掛かりなのは、グレーの状態のままでアギーレを解任した場合、欧米諸国から『有罪でもないのに解任するのはおかしい。そんな国では今後、監督として働こうと思う人は、ひとりもいなくなる』と反発を招くのは必至です。JFAは、アギーレの後任外国人監督を探そうにも、どの指導者からも相手にされなくなる可能性も出てくる。代表監督人事の最終決定権は技術委員会にはなく、JFAにある。JFAのトップ・大仁会長は“黒ではない”アギーレを守るのか、それともバッサリと切り捨てるのか、適切な判断力が試されているといってもいい」

 アギーレ監督は予定通り、アジア杯で指揮を執る。だが、疑惑を抱えたままではチームの士気にかかわる。そういった面も含め、協会の危機管理は甘い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…