2億円更改の巨人・長野 ひとりだけ“特別扱い”の裏事情

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 今季は130試合に出場し、規定打席到達者の中でチームトップの打率.297をマーク。13本塁打、62打点でリーグ3連覇に貢献した長野が、仮に開幕に出遅れるとすればチームにとっては痛手。だが、先のチーム関係者はこんな効果も期待する。

「長野は会見で『大田君に負けないようにやります』と言ったんでしょう? 原監督が目をかける来季7年目の大田に一本立ちして欲しいと願っているのは周知の事実。長野が出遅れたら出遅れたで、原監督は案外、大田に経験を積ませるいい機会と思っているかもしれない。長野はチーム一、面倒見のいい男。二軍の若手にいろいろ技術的アドバイスしてくれれば、それはそれでチームにとっては意味がある。長野は食事に行けば、鍋や焼き肉をせっせと作ってみんなに取り分ける。座る場所は必ず出入り口側の下座と決まっている。今どきの若い選手には、そういう礼儀作法も学んで欲しい」

 来春はドラフト1位ルーキーの岡本和真(18=智弁学園高)も入団する。長野のスロー調整を容認する原監督の狙いは、そんなところにもあるのかもしれない。

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