「巨人の監督は覚悟がないと務まらないポジション。かつて、80年の長嶋さん、88年の王さんも、当時の読売新聞の社長に『今季限り』と事実上の解任通告を受けている。あの『ミスタープロ野球』と『世界の王』でさえ、結果が出なければバッサリやられる。原監督の1次政権時も、就任1年目にいきなり日本一になって『名将』と持ち上げられたのも束の間、翌年に3年契約の2年目だったにもかかわらず、『人事異動』の一言でクビにされた。2人とも当然、こんな内情を知っているだろうから、尻込みしても不思議はない」
高橋由はまだ現役という立場ではあるが、候補者2人が煮え切らないのは、巨人の歴史がそうさせている。