明け方まで酒飲んで二日酔い会見 白鵬“審判批判”の一部始終
かつて大鵬は物言いがついた相撲で負け、連勝記録が45でストップ。後日、先に相手の足が出ていたので誤審と判明したものの、大鵬は「横綱が物言いのつくような相撲を取ってはいけない。自分が悪い」としか語らなかった。「大鵬を尊敬している」と言いながら、白鵬はこのエピソードを知らないのか。
■千秋楽直後の発言とは正反対
稀勢の里との取組では、物言いで協議する審判団に、観客は「取り直し」のコール。白鵬は自分がモンゴル人だから、ファンも審判も日本人の稀勢の里をひいきした、と言いたいのだろう。しかし、白鵬は千秋楽直後に出演したNHKの番組内で、自分より対戦相手への声援が多いことについてこう話していた。
「双葉山は『勝って騒がれるより、負けて騒がれる力士になれ』と言っていた。その言葉をあらためて感じた」
それがたった一晩で、「オレは差別されている」ときた。
ただでさえ、乱暴な相撲にダメ押し、懸賞金を受け取るしぐさに批判が多い白鵬。千秋楽では、三役揃い踏みの時間に遅刻。本来は直前の取組が始まる前に土俵下に待機しなければならないが、取組中にずかずかと花道を歩いてきた。これには伊勢ケ浜審判部長(元横綱旭富士)が、「何をしていたんだ。取組中にダメだよ。あんなの見たことない」と苦言を呈したものの、大鵬超えという偉業を成し遂げ、いよいよ傲慢な態度に拍車がかかるのは間違いない。
「強ければ何を言っても、何をしてもいい」と勘違いしているなら、横綱失格だ。