「非行のデパート」白鵬の大鵬超えは大相撲崩壊の始まり
「スポーツ新聞はなぜ書かないのか!」
日刊ゲンダイ本紙編集部に1本の電話がかかってきた。相撲ファンを名乗る読者はこう続けた。
「最近の白鵬の素行はひどい。私の思っていた通りのことをゲンダイさん(19日付)が書いてくれました」
この電話の数時間後、大相撲初場所13日目にして横綱白鵬(29)が優勝を決めた。結びの一番では稀勢の里と同体になるも、取り直しで圧倒。33回目の優勝は大鵬の記録を抜いて歴代単独最多となり、スポーツマスコミは「大鵬超え!」「33度目V」と大騒ぎだ。
しかし、この性悪横綱が大鵬の記録を抜いたことは、相撲界にとっては嘆くべきことである。
品のないモンゴル人横綱は、張り差しという姑息な手を使うことは日常茶飯事。何を勘違いしているのか、本来は相手の上体を起こすためのかち上げを、プロレスラーのように顔面へのヒジ打ちに使っている。自分が見せる立ち合い変化は、相手にやられた途端に「横綱相手にふさわしい手ではない」と激怒。さらに土俵でのダメ押しのみならず、土俵下に落ちても相手を突き飛ばすこともある。懸賞金の受け取り方も謙虚さに欠けている……と、相撲ファンが顔をしかめる非行を挙げればキリがない。