「朝青龍よりタチが悪い」 横綱白鵬に協会内からブーイング

公開日: 更新日:

 昭和の名横綱、大鵬が持つ歴代最多の優勝32回に王手をかけている横綱白鵬(29)。18日の10日目は関脇碧山を破って1敗をキープしたものの、九州場所で吹き荒れているのは称賛ではなく非難の嵐だ。

 発端となったのは白鵬が寄り切りで勝った8日目の照ノ富士戦。勝負がついた後、両者土俵下のたまり席に転落した。その直後、照ノ富士を後ろから両手で突き飛ばしたのだ。

 照ノ富士は前につんのめりながらも、片手をついて何とかこらえた。仮に転んで観客を巻き込もうものなら大惨事。「ダメ押し」という範疇ではない。しかし、白鵬は反省どころか、報道陣にこの行為について聞かれると「いいから!」と一喝したのだ。

 白鵬は取組後、しきりに目を気にしていた。照ノ富士の手が目に当たり、それで腹を立てたようだが、そんなことは相撲では珍しくないはずだ。

 今場所は6日目に平幕の高安に金星を配給。全勝の横綱鶴竜を追うという、普段とは逆の立場になっている。その焦りもあったにせよ、ダメ押しの言い訳は出来まい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動