前代未聞の投球非公開 ソフトB松坂の“身勝手”にブーイング

公開日: 更新日:

 実績のある選手にとって春季キャンプというのは、調整が主な目的。報道陣のためにやっているわけじゃないから気にする必要はないが、ファンも球場にやってくるのは、ブルペン投球や投内連係、サインプレーなどを間近でじっくり見られるからだ。この日ソフトバンクのキャンプには1万7000人を超えるファンが集まったが、キャンプの目玉である背番号18の投球が見られずガッカリしたのは確かだろう。

■監督・コーチ陣も本人任せ

 球団も松坂の「わがまま」に困惑している。

 チームスタッフが作成したこの日の練習メニューでは、松坂のブルペン投球は、中田、摂津、大隣、スタンリッジという先発陣と共に午後0時30分に設定されていたのに、松坂とスタンリッジは午前中にブルペン入りをキャンセル。にもかかわらず、午後になって勝手にブルペンに入ってしまった。それを知った球団関係者やコーチらが、慌てて“現場”に駆けつけるという一幕もあった。

 あるチーム関係者が言う。

「日米で実績がある松坂に対しては、工藤監督をはじめ、コーチ陣も厳しいことが言えない。松坂のキャンプ中の調整に関しても、球数を含め全て本人任せになっている。コーチ陣たちがつくった練習メニューなどお構いなしという態度が続けば、他の選手からは不平不満が出る。チームの和が乱れなければいいんですけどね」

 松坂の態度は連覇を狙うチームの火種になりかねない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も